ずっとげーむしてたい

ずっとげーむしてたい

ゲームメインのゆる~い趣味ブログ

【マンガ】禰豆子は異質なヒロイン!?【鬼滅の刃】大ヒットの理由を考察してみた!

 

鬼滅の刃】炭治郎とねずこ、幸せになれ : ねいろ速報さん

 

こんにちは、こーき7です。

 

 

先日、遅ればせながら

鬼滅の刃を最終話まで読み終えました。

 

 

 

大人気になってはいたものの、もともとあんまり興味はなくて

 

妹と話を合わせるため

くらいの目的で読み始めたのですが

 

期待してた以上におもしろくて、短期間でイッキに読み終えてしまいました。

 

 

というわけで今回は

鬼滅の刃がなぜあんなに大人気になったのか

 

原作をイッキ読みした直後のぼくが

その内容に焦点をしぼって考察していきます!

 

 

 

それでは、よろしくどーぞっ!

 

 

 

王道とダークの絶妙なバランス

 

鬼滅の刃は、いわゆるダークファンタジーと呼ばれるジャンルの作品ですが

このダークファンタジーの内の、

「ダーク」な要素の割合がとても絶妙です。

 

 

ダークファンタジーというジャンルは、

一般的な王道ファンタジー作品に比べて

大衆に受けにくいという性質があります。

 

ダークな要素が強くなればなるほど、その作品を好む人の全体数は少なくなり

その分、一部で熱狂的な支持を受けていたりする傾向が強いですね。

 

そして、週刊少年ジャンプに掲載されているファンタジーマンガは

ダーク要素をあまり含んでいないものが多いです。

 

 

 

そこに投入された鬼滅の刃は、

多くの人が読みやすくも、かゆいところに手が届くような

絶妙なダーク要素を持ち合わせていました。

 

具体的には、

主人公の炭治郎は、第一話で家族を鬼に殺され

生き残った妹の禰豆子はになってしまうという

悲惨な運命をたどります。

 

しかし、炭治郎含め、ほぼすべての登場人物は

カッコよくもすごく愛嬌のあるキャラクターとして描かれており

作品全体としては常に優しい雰囲気に満ちています。

 

そのため、とても読みやすいマンガになっているのですが

 

時には、敵であるはずの鬼にさえも同情してしまうほどに

つらい過去が描かれたりと、

ページをめくる手が重くなるような場面も用意されています。

 

 

読みやすさと、それだけではない

少しダークな奥深さ

少年マンガに求められている絶妙なバランスそのもので

作品のなかに落とし込めているところが

 

鬼滅の刃の根本的な面白さの要因でしょう。

 

 

 

感覚的には、少年マンガとして

 

王道8:ダーク2

 

くらいだと思います。

 

 

人気の出る要素が詰め込まれた、約束されたヒロイン「竈門 禰豆子」

 

鬼滅の刃を、他のマンガ作品とは違う特別なものにしているキャラクターを

1人だけ挙げるとするならば、それは間違いなく

ヒロインの竈門 禰豆子です。

 

禰豆子の何がすごいのかというと

彼女の持つ、人気キャラクターとしての要素の多さです。

 

 

ヒロインの必須要素、ビジュアル。

 

まずはビジュアル。

 

ヒロインなのであたりまえですが、そもそものキャラクターデザインが良いというのが

まず1つめの要素です。

 

 

鬼滅の刃】竈門禰豆子(ねずこ)の強さ・魅力まとめ|太陽克服の理由は ...

マスコット的かわいさ。

 

鬼となってしまったことで、精神年齢が幼くなった禰豆子は

マスコット的なかわいさも兼ね備えています。

 

身体のサイズを小さくして

トコトコ走り回っているところなどは

チョッパーやピカチュウといった

日本を代表するマスコットキャラクターも顔負けのかわいさですよね。

 

鬼滅の刃】名シーンランキングTOP10! - アニメミル

 

戦うヒロイン。

鬼である禰豆子は、身体能力が格段に強化されており

血気術も扱う事ができます。

 

当然、守られるだけでなく

自らも戦力となって敵の鬼と戦います。

 

つまり禰豆子は、戦うヒロインでもあるわけです!

 

ナミやヒナタ、ルキアなど

戦うヒロインは少年マンガに多数登場しますが

前述したマスコット要素までも併せ持つヒロインとなると

ほとんど思い浮かばないのではないでしょうか。

 

この時点ですでに、禰豆子がとくべつなヒロインである事がわかってきましたね。

 

 

f:id:koki_v7:20200821014209p:plain

 

ダメ押しの妹属性

 

上述した3つだけでも十分特別なのに

禰豆子はさらに妹属性までも持ち合わせています。

 

主人公、竈門炭治郎と、妹である竈門禰豆子は

お互いに支え合い助け合いながら過酷な試練を乗り越えていきます。

 

作中で何度も描かれる兄妹愛はとても感動的ですよね。

 

 

実は、ヒロインのあからさまな恋愛描写をあまり見たくない

という人も一定数いるため、そういう人たちからも

禰豆子は支持されやすかったりします。

 

 

さらに、ヒロインが妹であるおかげで

恋愛的な描写が、メインの物語に直接絡んでこないので

より戦いの物語に集中して読むことができる点も

作品にプラスになっています。

 

 

 

見た目が良くて、マスコット的要素も持ってて

戦えて、しかも妹。

 

 

あらゆる人気キャラクターの要素を兼ね備えたような

こんなヒロイン、今まで見たことないですよね。

 

まさに、鬼滅の刃鬼滅の刃たらしめている最強のヒロイン。。。

 

それが、竈門禰豆子です。

 

 

「引き延ばし」のない、凝縮されたストーリー展開

 

ドラゴンボールに代表されるように

人気の出たマンガは、ある程度ストーリーが引き延ばされるのが常識です。

 

商業誌で連載している以上、当然のことではありますよね。

 

ワンピースも、少し前には

昔に比べて必要のないコマが増えてきた、なんて言われていました。

 

実際、ぼくも何度かそう感じていましたね。

 

 

しかし、鬼滅の刃では

そういう商業的な理由からの引き延ばしは全く感じられませんでした。

 

アニメやゲーム、グッズなどのメディア展開で

商業コンテンツとしては今後も活躍するでしょうが

 

少なくとも、原作マンガ

商業的な成功を収めつつ、内容は完全に芸術作品としてだけで完成している

と言っていいでしょう。

 

 

その無駄のないストーリー展開

音楽で例えればわかりやすいかなと思います。

 

一般的なマンガであれば

Aメロ、Bメロの後に一番のサビで最初の盛り上がりがあり、

このあとまた2番のAメロが来て一旦落ち着きます。

 

そしてBメロで徐々に盛り上げつつ2番のサビに備える、

というふうな展開になりがちなのですが

 

鬼滅の刃には、いわゆる2番のAメロやBメロという

落ち着く箇所がほとんどないのです。

 

最初のAメロBメロの後に1番のサビで盛り上がるところまでは同じ。

 

ただその後、2番のAメロにはいかず、短い間奏を挟んでCメロで展開が変わり、

2番のサビ、大サビへと勢いを保ったまま突入してそのままフィニッシュ。

 

 

そんな感じですね。

 

もしかして逆に分かりにくいですかねごめんなさい。

 

 

伝わる人には伝わってると思います!w

 

 

 

まとめ。ヒットするべくしてヒットした名作。

 

 

ということで今回は、

鬼滅の刃大ヒットの理由を

原作マンガの内容にフォーカスして考察しました!

 

 

「アニメの出来が良かった。」

「アニメの主題歌が良かった。」

「タイミングが良かった。」

 

など、ヒットの理由に関してはいろいろな意見があると思いますが

原作マンガをしっかり読みこめば、

この作品のヒットは必然であった

多くの人が感じるでしょう。

 

 

それほどまでに、よくできた作品です。

 

 

なんだか禰豆子のことばっかり書いちゃった気がしますが

ぼくの推しはカナヲです。はい。

 

 

まだ鬼滅の刃に手を出していない人が皆さんの周りにいるなら

今回の考察の内容を参考にしながら

その魅力を伝えて、ぜひ布教してあげてみてください!

 

 

それでは、今日はこのへんで。

 

 

 

またねっ。