ずっとげーむしてたい

ずっとげーむしてたい

ゲームメインのゆる~い趣味ブログ

名作!だけどパクリ疑惑…?【劇場版ポケモン ココ】 感想!

 

 

※本記事には「劇場版ポケットモンスター ココ」のネタバレを含みます。

 

 

こんにちは、こーき7です。

 

 

今回は、

劇場版ポケットモンスター ココ」の感想記事です。

劇場版ポケットモンスター ココ 公式twitterより)

 

 

2020年の7月公開予定だった本作ですが

新型コロナウイルスの影響により

2020年の12月25日に公開が延期されてました。

 

年末はちょっと個人的にタイミングがなかったんですが

年が明けた1月3日に、

2021年の映画初めをこの「ポケモン ココ」でしてきたので

その感想を記事にしていきます。

 

 

ポケモン映画は期待を裏切らない...!

 

 

 

それでは、よろしくどーぞっ!

 

 

 

パクリ?オマージュ? 観たことあるようなシーンがたくさん

 

今回の映画「ココ」では

ストーリーや設定自体は、特に新鮮味のあるものではなく

どこかで観たことのあるようなシーンやストーリー展開が多く登場しました。

 

 

ターザンがモチーフの設定

 

ポケモンに育てられた少年「ココ」

その親である幻のポケモン「ザルード」親子の物語

 

オコヤの森でポケモンに育てられたというココの設定は

ジャングルでゴリラに育てられた「ターザン」の設定ほぼそのままです。

f:id:koki_v7:20210107005634p:plain

(Disney+より)

 

この辺は、本編を観てなくても

映画のトレーラー映像とかだけで

「なんかめっちゃターザンっぽいな」

ってみんな思うでしょう。

 

ポケモン映画では初めてですが

「人間以外に育てられた人間」というターザンのような設定は

様々なフィクション作品でみられるものなので

斬新な設定なわけではないですね。

 

 

 

ストーリーはほぼチョッパー?

 

エンディング前で、ココの旅立ちを祝って

ザルードたちが神木から水の花火を打ち上げるところは

完全に「ワンピースのチョッパー編」と同じ展開でした。

f:id:koki_v7:20210107005849p:plain

Amazonより)

 

ワンピースでは、チョッパーの旅立ちの時に

チョッパーの恩人で育ての親である、

ドクターヒルルクの研究していた冬島に桜を咲かせる薬品を

ドクターくれはが打ち上げて、それを見たチョッパーが雄叫びを上げるという感動的なラストシーンがあります。

 

ポケモン ココ」では、ココの旅立ちの時

ココの育ての親である「とうちゃんザルード」とココが一緒に見た

思い出の花火を、群れのザルードたちと一緒に打ち上げます。

 

さらに、花火を打ち出す前

とうちゃんザルードがココと別れる時に

あえて冷たくあしらって旅立たせて、

離れてから花火を打ち上げることで気持ちを伝えるところも

チョッパーと同じです。

(ザルードは、くれはのように包丁持って追いかけたりはしませんがw)

 

 

名探偵ピカチュウのオマージュも

 

2019年に公開された映画「名探偵ピカチュウ」を思わせるシーンもありました。

f:id:koki_v7:20210107005954p:plain

(名探偵ピカチュウ 公式サイト より)

 

ゼッド博士が、治癒の泉の研究を続けるために

ココの実の両親であるモリブデン夫妻を事故に合わせるシーンです。

 

 

モリブデン夫妻の乗っていた車が炎上し

そこから夫妻が這い出てくる描写は

名探偵ピカチュウのそれそのものでした。

 

おそらくこれは、製作元は違いますが

同じポケモン映画ですし

あえて似せたシーンを作ったオマージュだと思います。

 

 

ポケモンらしい感動的なストーリー

 

ここまで、新鮮味がないだのなんだのって

なんだか批判っぽく聞こえるかもしれないことばっかり書いてしまってますが

 

本作が面白くなかったわけでは全然ないんです。

 

むしろ、数あるポケモン映画の中でも

けっこう上位に入ってくるんじゃないかってくらいの名作だと思ってます。

 

 

そしてその理由は、

「期待を裏切らないポケモン映画らしい感動」です。

 

 

親子の物語というテーマの中で

抽象的ながらも、全ての人の心に響くメッセージ

セリフとして明確に届けてくれています。

 

 

さらに、ココが瀕死となったとうちゃんザルードを

特別なワザで助けようとするシーンは本作1の名シーンです。

 

人間であるココには使えないハズのワザを

ココが発動させる奇跡で、とうちゃんザルードは助かります。

 

 

このときココがワザを使えた理由については

特に作中で説明はありません

 

長老ザルードが「奇跡じゃ…」というくらいです。

 

 

これに関して

「ご都合主義かよ」という批判をするような

何にでも説明を求めたがる人もいると思いますが

 

ぼくはこのシーンは説明されないままでいいと思うんですよね。

 

こういう、フィクションでしかなかなか見ることのできない

ポジティブな現象、いわゆる「奇跡」

ぼくたちがポケモン映画に求めているものの1つじゃないでしょうか。

 

 少なくともぼくはそうです。

物語に深みを与えるために、ある程度は必要ですが

ポケモンでしんどい展開とかはあまり見たくないと思ってます。

 

今回の「ココ」では

その辺の塩梅がなかなかに絶妙でした。

 

 

空前絶後の大ヒットを記録している

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、観ている人たちの期待というか

希望とは裏腹に

悲しい展開が待ち受けていました。

 

 

それが強く印象に残っている状態だったので

ココがとうちゃんザルードを泉に連れて行っても治癒が進まなかった時には

(まさか、本当に助からないんじゃ...)

と、悲しい展開を想像してしまったのは

ぼくだけではないと思います。

 

 

そんな中で、奇跡を願うぼくたちと

自分なら奇跡を起こせると信じるココの思いが

本当に奇跡を起こす展開

 

期待を裏切らない、ポケモン映画らしい感動の物語と言っていいと思います。

 

 

ポケモン映画としては新鮮なシーンも!

 

 

ポケモン映画として”なら、

今までにない珍しいシーンもありました。

 

例えば、ココとザルードの物語を観客に伝えるため

ポケモンの言葉をあえて日本語で表現しているシーンが多くあることです。

 

 

ポケモンに育てられたココは

人の言葉は上手くありませんが、ポケモンの言葉を話すことができます。

 

ココとザルードは常にポケモンの言葉で話をしますが

内容が観客にも伝わるように、日本語で表現されています。

 

こうすることで、ココとザルードの会話の内容は理解できるようになりますが

ココやザルードはほんとに人の言葉をしゃべれるんだと

誤解されかねません。

 

物語の序盤の内に

このへんはハッキリ理解させておかないと

物語に集中しにくくなるので難しいところだと思いますが

 

ぜんぜん違和感なく、すっと理解できるようになっており

ストレスなく安心して観ることができました。

 

 

さらに、アニポケ史上初

サトシが自分の父親について言及するシーンもありました。

 

ココとザルードを見て、自分の父親との思い出を語り始めるサトシですが

その時に、普段からビデオ通話等で連絡を取っているママとの事ではなく

あえてパパとの思い出を語ったのは

 

ココにはとうちゃんは居ても

ママはいないことをさりげなく気遣っていたのかなと感じました。

 

サトシにしては気が利き過ぎな気もしますが

その優しさはやっぱりサトシらしいですよね。

 

 

めっっっちゃかわいいホシガリス!!

 

オコヤの森のポケモンたちの中でも

ココと一番仲良しなホシガリ

f:id:koki_v7:20210107012656j:image

 

このホシガリスが、劇中ずっとめちゃくちゃかわいいんですよ!!

 

仲良しのココのために

サトシとピカチュウを連れて来たりと

ちっちゃい体で一生懸命頑張る姿や

常に木の実を頬張る姿。

 

とくに、序盤でココが自分はザルードじゃないのかな...と悩んでいた時に

「お前にはオレが何に見える?」

とココに聞かれたホシガリスが

 

「ココ」

 

と応えるところとかめちゃくちゃかわいいです。

 

このホシガリスの声優さんは真堂圭(しんどうけい)さん。

f:id:koki_v7:20210107001520p:plain

真堂圭 公式ブログ GREEより)

 

アニポケでは、チコリータリーリエの声なども担当されていたみたいです。

ホシガリスにピッタリなキャスティングですね!

 

 

そしてホシガリスのかわいさはエンディングでも際立ってます。

 

エンディングテーマである

木村カエラさんの「ただいまとおかえり」が流れる中で

ウッウと一緒にずっと簡単なダンスを踊ってる姿がかわいすぎて。。

 

ほんとに、エンディング中のほとんどの時間でずっと同じ動きしてるんですよ。

最初は「このエンディングかわいいなー」って見てたんですが

 

ずっと動きが同じなので

「wwwおまえらw、いつまでそれ踊ってんねんwww」

 

って感じでした。

それが逆にめっちゃかわいいんですけどね!

 

 

 

そしてじつは、本作には

ぼくの推しポケの一体である「タイレーツ」も出てるんですよ!

劇場版ポケットモンスター ココ on Twitter: "12月25日(金)公開🎬 「劇場版ポケットモンスター ココ」 ✨✨✨✨✨✨✨  ✨最新映像、解禁❗️ ✨ ✨✨✨✨✨✨✨ 映像とともに流れている音楽は #岡崎体育 さん作詞・作曲 #Beverly さん歌唱の オープニングテーマ「 ココ ...

劇場版ポケットモンスター ココ 公式twitterより)

 

町で花火の準備をしてる時に、サトシとココに助けられます。

タイレーツは最新作である剣盾で初登場の新しいポケモンなので

当然、映画への出演も初めてです。

 

やっぱり推しが出てるとうれしくなるしテンション上がりますね!

 

 

3つの入場者特典

f:id:koki_v7:20210107012742j:image

 

毎回何かしらの入場者特典がもらえるポケモン映画ですが

今回の特典は全部で3つあります。

 

「とうちゃんザルード」シリアルコード

一つ目は、Switch用ソフト

ポケットモンスター ソード・シールド」

とうちゃんザルードを受け取れるシリアルコードです。

 

ザルードは幻のポケモンでありながら

複数個体が存在し、群れを成して生息しているかなり珍しいポケモンです。

 

その中でも、マントを纏った特別なココの「とうちゃんザルード」

ゲーム内でゲットすることができます。

 

ぼくもこれからシールドで「とうちゃんザルード」を受けとります!

そしてホシガリスやフライゴンと一緒に

「オコヤの森パーティ」とかつくって遊んでみよっかな~って計画中です!

楽しそうでしょ!

 

ポケモンメザスタ スペシャルタグ 「とうちゃんザルード」

 

2つ目は、ゲームセンターなどで稼働中の

ポケモンメザスタ」で使用できる「とうちゃんザルード」スペシャルタグです。

 

ポケモンの、こういうキッズ向けのアミューズメントマシンは

数年ごとに種類が新しくなってますね。

 

ぼくはメザスタ遊ばないですが、

このスペシャルタグはイラストも迫力があってカッコいいですし

映画の記念になるので、個人的にこういう特典も嬉しいです!

 

 

ポケモンカードゲーム プロモカード「ココ」

 

トレーナーカードなどはすでにたくさんありますが

人間がポケモンとしてカードになったのはココが初めてでしょうねw

 

とうちゃんザルードとココが描かれたイラストが素敵ですし

プロモカードではありますが、せっかくなのでちょっと使ってみたくなりますね。

 

ポケモンカードゲームは、小学生の時にちょっと遊んで以来で

ここ数年はずっと、また始めてみたいなぁと思いながらも

カードゲームはお金がかかるからなぁって始められずにいたんですが

この機会にスターターとか買ってちょっとずつ始めてみよっかなぁ。

 

 

今年のポケモン映画に期待したいこと

 

最後は、今年2021年のポケモン映画に期待したいことについてです。

 

 

劇場版第一作の「ミュウツーの逆襲」からずっと

TVシリーズの劇場版としてのストーリーが展開されていたポケモン映画ですが

 

2017年の劇場版ポケットモンスター キミに決めた!」以降

TVシリーズ版とは直接つながりのない、パラレルワールド設定」での

サトシとピカチュウの新たな物語が描かれています。

 

 

 

これはこれでとても良くできている作品ばかりなので

この路線はぜんぜんアリだと思うのですが

TV版のファンとして、

今までのような映画がないのは少し寂しく感じてしまいます。

 

「初代無印」「アドバンスジェネレーション」「ダイヤモンド・パール」「ベストウィッシュ」「XY」と

各シリーズでそれぞれ劇場版が作られていたのに

 

「キミに決めた!」に枠を取られたことで

劇場版が1本も制作されないまま次のシリーズへ移行してしまった「サン・ムーン」はとてもかわいそうですよね。

 

 

また、映画でパラレルワールドを描くのであれば

せめてその映画同士は繋がっていてほしいと思います。

 

イメージはエヴァの新劇場版みたいな感じですね。

じつは繋がってるのかもしれませんが、現状では

ぼくらにそれが明らかに分かるようにはなっていません。

 

「キミに決めた!」で登場したソウジマコト

「みんなの物語」のリサトリト、今回のココなんかが

今後の劇場版作品に登場してくれたらアツいですよね!

 

 

 

そして、もう1つ期待したいのは

同時上映です。

 

ミュウツーの逆襲でのピカチュウの夏休み」のように

短編映画が、本編と同時上映として公開されることがあります。

 

この短編のポケモンたちがめちゃくちゃかわいいんですよ!

 

 

 

人間がほぼ登場せず、ピカチュウをはじめとする

ポケモンたちだけでドタバタする感じが最高に癒されるので

この短編はぜひ毎年同時上映として公開して頂きたいです。

 

というか、これだけ単独で1時間くらいのやつ作って公開してくれてもぜんぜん観に行くんですけどね。

 

2004年から2011年まで廃止されてて

2012年から復活したと思ったら、2015年を最後にまた廃止期間に入っちゃってるので

難しいかもしれませんが

ぜひとも今年からまた復活して頂きたいですね!!

 

 

 

まとめ:ポケモン映画は常に最高!

 

 

というわけで今回は

劇場版ポケットモンスター ココ」感想記事でした!

f:id:koki_v7:20210107013011j:image

 

いやぁ、やっぱりポケモン映画はいつだって最高ね!

いまなら「みんなの物語」までの全長編劇場版作品が

Amazon Primeで観放題だから、今のうちにポケモン映画観まくっちゃいましょー!

 

たいせつなことはすべてポケモンが教えてくれる……!!

 

 

 

 

それでは、今日はこのへんで。

 

 

またねっ。